好きな人が歌う、好きな人の曲

2007年7月31日横浜アリーナ。私はこの日初めて嵐を目の前で存在しているのを、観た。従姉と叔母さんに連れられて、初めてテレビの前のだいすきな人を観たあの日。当時11才。ずっと忘れない記憶。

 

SUMMER TOUR 2007 Time -コトバノチカラ-は、2007年7月から10月までを走り抜けた、7枚目のアルバムTimeを携えて、行われたツアーです。2007年は、瑞稀くんは7才…………?時間ってすごい

 

初めて入ったジャニーズのライブ。初めて生でみる好きな人。大野智くんの担当として入ったわたしは、「5人で作る」「5人だから出来る」演出やMCの言葉のキャッチボールを見て、「嵐5人」がだいすきになった。

 

嵐の好きな曲を後輩にカバーされるのが少し苦手だった時期がある。今思い返すと凄く幼い思考だったな。だって、宝物のような大好きな曲達………わたしと嵐との思い出の曲………尊敬して、選んで、歌ってくれていることを頭では分かっていても、大切な思い出が上書きされるみたいで見れなかった。

 

溶けない魔法の宝箱よりも、キラキラしていて。遠くに見えそうなのに、どこかすぐ隣で一緒に走ってくれるように感じる、HiHi Jets。大人になって、私は「瑞稀くんが好き」から「HiHi Jetsが好き」になって、後輩に嵐の曲をカバーして欲しくない…なんて想いは星屑のように消えた。

 

5月7日(金)HiHi Jetsが少年クラブのパフォーマンスで、嵐のOh Yeah!を歌ってくれました。

 

涙が止まらなくって、泣いて泣いて最後に笑った。

 

Oh Yeah!は、2007年のC1000のCM曲で、夏の嵐の定番ソングというくらいライブ必ず歌ってくれた曲。中学生のときに初めて恋した男の子が、二宮くんのファンで。付き合い初めたころに、こっそりスクールバックに忍ばせたiPodからイヤホンを半分こしてOh Yeah!を聴きながら帰った甘酸っぱい想い出。

 

だいすきな曲。

 

HiHi Jetsに歌って欲しくて、歌ってくれたのが嬉しかった2019年の夏。そして、また観たかった大切な曲。地上波放送でのパフォーマンス曲として選んでくれて本当にありがとう。

 

「どうして望んだもの、見えそうで見えなくて」で瑞稀くんが抜かれるの、意図してないカメラワークか彼らの仕組んだカメラワークか分からないけれど。中学生の頃、ひとりで戦ってたって比喩してた目の光が灯ってないときの瑞稀くんの顔が浮かんで切なくなった。

 

先輩の曲をカバーするときは全員で他推薦が多くて満場一致する……というのを雑誌のグループ対談で教えてくれて。それを知ってから、「ジャニーズJr.だからこそできる最大限の向こう側」を見せてくれるHiHi Jetsのパフォーマンスが益々好きになった。

 

HiHi Jetsが嵐の歌を歌ってくれるたびに、忘れかけていた嵐との思い出も一つずつ思い出す。生きてきた時代も、そして彼らを応援する私の年齢も変わったのに、どうしてこんなに胸がいっぱいになるんだろう。でもこの胸いっぱいになる気持ちすらも、HiHi Jetsを応援していると愛おしく感じる。

 

デビューを目標達成の通過点と話すHiHi Jets。私は彼らを信頼している。ジャニーズJr.の今しか見れない、先輩の曲を使ったHiHi Jetsのパフォーマンスを出来ることなら逃さず観ていきたい。そして応えていきたいな。

 

 

作曲がオーノカズナリさんの曲がだいすきなので、素晴らしき世界、LIFE、もHiHi Jetsにぴったりな曲だなぁ……とおもっている。いつか歌ってくれたなら、私はきっと嬉しくてでまた泣いてしまうね。