恋は追うもの、愛は与えるもの

皆さんは、たくさんのジャニーズ(Jr.も含めて)のタレントのなかで、①「このグループが好き!」とお気に入りのグループを見つけてから、「担当はこの子かな」「この子を担当にしたい」と自覚するタイプですか。それとも、②「この子が私の担当」と大好きなたった一人を見つけてからその子の所属するグループのことを知り、グループのメンバーみんなのことも愛おしくなるタイプですか?

 

わたしのHiHi Jetsと瑞稀くんへのファン経緯は圧倒的後者でした。瑞稀くんのことを入所当時にスノプリに選ばれたMVを観て知り「ジャニーズJr.だと井上瑞稀くんが1番可愛い」とずっと気にかけていた。その後当時応援していたデビュー組のライブや舞台のバック、少クラやMVで瑞稀くんの姿を見つけては、母親に「瑞稀くんまだ居る。可愛い。偉い。凄い」などとアイドルというお仕事を続けてくれていることについて褒めていた記憶がある。まさか10年経って瑞稀くんを担当にしているなんて思ってなかったし、ガチ恋心を宿しているなんて思ってなかった。好きでいられて嬉しい。そして、瑞稀くんがアイドルを続けてきてくれたことが何より嬉しい。

 

昨年、地元のお友達にHiHi Jetsのサマパラ配信コンサートを見せて貰うまでは「ジャニーズJr.をグループで応援すること」へのトラウマがあって、もうJr.をグループで応援することなんてないと思っていた。だから2017年ジャニアイ、2018年のドリボ、ジャニアイも、2019年のドリボ、ジャニアイも、瑞稀くんの記憶しかないし。まだグループとして応援してなかったのと、ちょうど社会人なりたてでお仕事にいっぱいいっぱいだったのもあって、Hi美合同公演もHi侍公演も行けてない。映像でしか知らない彼らの過去のパフォーマンスになるの。

 

ちょっと重いお話をすると、今から約10年前私はB.I.Shadowのオタクをしていて、それはもう………彼らはめちゃめちゃ人気で、CDも出したし、絶対4人でデビューすると思っていたんです。

(当時中学生の私は嵐の大野担をしながら、B.I.Shadowの中島健人くんにガチ恋をするかなり濃い中学生活を送っていたんですけど。ほんと〜〜…に、ジャニーズの事情もわかったフリで全然わかってなかったんだなと落ち込んだ)

 

今なら分かる「Jr.のグループは変化していくし、解体もありえるもの」という現実も、4人じゃなくて2人だけが抜かれて別のJr.とグループを組みデビューをする……という現実も受け入れられなくて。今はとっても大好きなSexyZoneのことも当時は素直に応援できなかった。(だからこそ、瑞稀くんのことは好きでも、HiHiメンバー変遷期がとにかく長くて、グループとして彼らを観るのが怖かった。本当に…信じられるかこんな世の中!と思い、なるべく遠目で見守るようにしていた)

 

わたしのなかで、B.I.Shadowの4人のことがずっとずっと大切で。だからこそ、もう同じ悲しみを味わいたくなくて、絶対なんて約束出来ない「ジャニーズJr.のグループ」をグループで応援しない!!って決めていた。だから「HiHi Jetsをグループとして応援したい。HiHi Jetsと一緒に走っていきたい。生きていきたい」って『瑞稀くんと』から『5人と』に主語が変わったのを自覚したとき本当に嬉しかった。わたし自身もなんだか前に進めた気がした。

 

HiHi Jetsのことを「5人まるごと愛したい」という自分自身の感情の変化が嬉しいし、そういう風に思わせてくれた5人のことを大切にしたいなって思う。過去の悲しいトラウマなんて(時代も応援している人間も違うから、トラウマになんてしなくてもいいんだけど)乗り越えていけるくらい、HiHi Jetsのことを信頼しています。

 

2020年6月に発売されたダンススクエアvol.39の『同期ふたりによるライブの思い出対談! 井上瑞稀×中村嶺亜』特集で、瑞稀くんと嶺亜くんが8.8の発表について話してくれた内容を、今日思い出した。

 

井上「SixTONESSnow Manのデビュー発表後だったから、人それぞれ感じるものはあったと思うけど…。」

中村「俺らはそういう時こそ、ハイになっちゃうタイプだよね。逆にテンション上がり過ぎて、あんまり記憶にないもん(笑)とりあえず、お客さんを楽しませよう!って気持ちで演奏してた。HiHi Jetsもめちゃめちゃアイドルでキラキラしてたよ。」

井上「俺らもあの時はいつも通りにパフォーマンスしてた。気張らずにやったら、いつの間にか終わってた感じ(笑)。」

 

あくまでお仕事のインタビュー、そして1年前のことをお話ししてくれているので、プロ意識の高い2人がどこまで本音で教えてくれたかは分からないけれど。気持ち保てる強さを備えた今の彼らは、私が思っているよりもグッと大人で……現実も分かっていて、それに対処する能力と分析力をもう待っているんだろうなと思った。

 

HiHi Jetsを応援していて、「次にデビューしてほしい」「早くデビューして欲しい」と誰かと比較して強く哀しだり、落ち込んだことが実はあんまりない。他のグループへの嫉妬もあんまりしないし、例えば何かで落ち込んでもすぐに気持ちを引き上げられる魔法みたいな強さがHiHi Jetsにはある。本当に真っ直ぐ、ただ、HiHi Jetsのことを応援できるのって、彼らがその安心材料をくれているからなんだろうなと思う。

 

悔しい気持ちがない…ってネットで溢すと「悔しがれ」「危機感持って」という言葉の槍が飛んできそうだけど、わたしはHiHi Jetsのファンなので軽く避けれそうな強気になっちゃうし(それは強気過ぎるよ)、例え誰かが彼らより先にデビューをしようとも「でもHiHi Jetsの目標はデビューじゃなくて①新国立競技場でコンサート②ビルボード1位③ノーベル平和賞を取ることなので、デビューはあくまで目標達成のための通過点。彼らが何も対策を取らないわけないし、構築してからの実践、再構築と検証の速い彼らが何も考えていないわけないでしょう」と落ち着いていられる。だから、他のグループとの比較はしないけれど、どうか早く彼らのしたいことが100%出来る世の中に…そして彼らのしかるべきタイミングでどうか必ずデビューしてほしいって思う。

 

「そんなにアイドルを信じられるのすごいね」って言われたことがある。確かに信じ過ぎて、勝手に落ち込んだり、悲しんだことも沢山あるけれど。だけどそれ以上に手を差し伸べてくれて、一緒に駆け出してくれるひとにはやっぱりついていきたい。

 

想いのままを綴ったので、すっごくまとまりのない文章になっちゃった。

 

アイドルとファンなので、交わることなんてないし、交わらなくてもいいと思っていて(書いていて寂しくなった。本当は瑞稀くんと付き合いたいし結婚したい〜と、ガチ恋垢で呟いているので…)だけど、彼らがわたしにくれるものがあるなら、わたしも追うだけじゃなくて彼らには何かを与えたい。それは愛情でもいいし、目に見える数字に繋がる小さな継続でもいいし、単純に機会や母数を増やすためのさりげない周りのひとへの広報でもいいし。

 

同じ時代を生きているだけでも凄く嬉しいのに、いつかのその日を一緒に迎えることができる未来が楽しみで仕方がない。

 

HiHi Jetsが「満足した!」って言う日までどうか一緒に歩んでいけますように。

元気でいてね。